大阪ガラス発祥の地
大阪ガラス発祥の地 北区天神橋2-1-8
大阪天満宮の「えびす門」を出たすぐのところに石碑がある。これは、昭和54年(1979)、大阪硝子製品協同組合が同組合の設立30周年を記念して建てられた。
平成25年(2013)2月13日の日本経済新聞で取材を受けた天神橋筋商店街で著名な土居年樹氏は次のように述べている。
「今はマンションなどが立ち並ぶが「この辺りには戦前、数え切れないほどガラス関連工場があり、前を通ると炉の熱気を感じたものです。かいわいは旭硝子や東洋ガラスの発祥の地。工房は江戸時代からあったそうですが、産業として本格的に発展したのは明治以降です。」
江戸期、長崎の商人である播磨屋清兵衛が天満宮前に工場を設けて「玉屋」を開業。
ガラスの商工人の始祖である。盛んになったのは明治期に入ってからで日本硝子製造会社が設立され、清酒やラムネの瓶が製造され、板ガラス、装飾ガラス、食器が次々に製造された。
平成26年(2014)8月、境内に井戸がわいたのを記念し、多くの方から寄進があり、「ガラスの祠」が誕生した。
最近のコメント