勝小吉訪問の地 岡野孫一郎の所領地-5
勝小吉訪問の地 岡野孫一郎の所領地-5
切腹をしようとしたところ、一同が「仰せの儀、かしこまりました。家財を売ってでも金を用意します。」と言ったが、小吉はさらに「今になっては聞き入れぬ。介錯を頼む」 一同は大慌てとなり、代官の山田新右衛門が間に入り止めた。 小吉はここぞとばかりに「金を必ず用意する」という一文を書かせ。刻限も村人から翌日には用意するという答えを引き出した。 翌日550両を小吉に渡した。残り50両を3日間で作るようにと指示を出し、江戸への帰国のため出立をした。 江戸につき、岡野家へ訪ねると神様扱いにされるほど歓迎を受けた。 大川丈助に339両支払い、今後騒ぎを起こさないよう書付を書かせ、一件落着となった。
御願塚村は、息子の勝海舟が公用で赴いた際、つい立ち寄りたい場所だったと推察します。(完結)
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