三橋楼跡 その2
三橋楼跡地を訪れて その2
天満橋ニュースカイハイツの北側には石垣と石崖があります。
上半分は江戸期のものできれいに石が切られて詰まれています。
下半分は野面積みで丸い石を重ねていったもの。
石垣との間に隙間があるためイタチが居住しているそうです。
その上半分の石垣の東側に空洞があり、現在はコンクリートでふたをしているような状況とのことですが、防空壕に使われた形跡は無く、戦国期から残る抜け穴という説があるようです。
洞穴は東西と南北にあって、マンションを建てた際、工事を受け持った業者が手を抜いたのかこの空洞に丸いつつのようなものをはめこみ、中には雑用品を詰め込んであったようです。
今回、修築を考えておられるようですが、少々お金がかかっててでも耐震に強いものにするとのことです。
それにしても、この抜け穴は何のために掘られたのでしょうか。
蓮如上人の隠居先として建てられた御坊が、やがて総本山石山本願寺と移っていくわけですが、本願寺時代の遺構ではないか。本願寺の遺構は天満橋付近にあったのではないか。という考えが出ているようです。
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