中大江・北大江エリアの史跡探訪レポート 13
大阪歴史散歩の会 中大江・北大江エリアの史跡探訪レポート 13
宇野浩二文学碑 中央区糸屋町2(中大江公園内)
作家 宇野浩二の作品で大阪を題材にしたロマンチックな散文詩風小説集「清二郎 夢見る子」の一節が記載された文学碑がある。
<文学碑>
私は私の過去の小さい生活を思ひ浮べる時その何処からが私の夢であるかを判ずる事が出来ない。さういふ私は、凡ての事実を夢と見る事が出来、凡ての夢を事実と見る事が出来る様に思はれる
宇野浩二 「清二郎 夢見る子」より
<宇野浩二>
明治24年(1891)7月26日~昭和36年(1961)9月21日
福岡県福岡市に生まれ、4歳のときに大阪に移住、現在の大阪市中央区糸屋町1丁目、次いで花柳界に近い同区宗右衛門町に住んだ。
大正2年(1913)4月に小説集『清二郎 夢見る子』を白羊社から出版。同8年(1919)に『蔵の中』を『文章世界』に発表、さらに同年、『苦の世界』を『解放』に発表し、新進作家として文壇で認められた。
代表作には「蔵の中」「山恋ひ」「子の来歴」「器用貧乏」「思ひ川」などがある。
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