意外な大坂城 ③
意外な大阪城③
3代目の大阪城天守閣<その2>
~陸軍により閉鎖された大阪城~
1) 観光客入場の規制
昭和12年(1937)に日中戦争が開戦となり、これ以降は戦時体制となったため、大阪城の観光客に対し、規制が強まってきます。
昭和15年(1940)、大手門で写真機が取り上げられるようになりました。
次第に規制が強化され、天守閣の展望台を閉鎖し、窓はすべて鎧戸で覆い隠されてしまい、館内の展示品以外は見る事ができなくなりました。
これにより、一般客は大阪城内の軍事施設や軍需工場をまったく見る事ができなくなります。
2) 天守閣の一般公開を閉鎖
昭和17年(1942)9月25日、ついに市民の寄付により復興された天守閣が軍部に取り上げられる事になり、市民への公開も閉鎖となりました。その後、敗戦により進駐軍に明け渡すまでの期間中、この天守閣をどのように使用していたかは不明のままです。
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