大阪にある土浦藩ゆかりの地 ①
大阪にある土浦藩ゆかりの地 ①
土浦藩蔵屋敷跡 大阪市中央区瓦屋町2(中央小学校西南角)
幕末期、大坂湾に突如現われたロシア船「ディアナ号」。
そのときの大坂城代は土浦藩9万5千石(現在の茨城県)の藩主 土屋寅直(ともなお)は、大坂城代を務めていて、大坂湾警護のため、各藩に兵を集合させました。
寅直の父である彦直(よしなお)は、水戸徳川家から来た養子で、徳川斉昭とは従兄弟の間柄でした。
土浦藩の藩祖は、下総 布川5千石から土浦藩3万5千石として入封した松平信一(のぶかず)です。その後、藩主となる大名家が松平氏→西尾氏→土屋氏→松平氏と入れ替わりましたが、貞享4年(1687)、土屋政直が藩主となってからは、明治維新まで土屋家が藩主でした。
幕末期、水戸藩を意識したがため、朝廷と幕府のどちらにつくかの藩論が定まらず、藩が混乱することになりました。
結局、慶応4年(1868)4月に勤王誓書を提出し、新政府に恭順しています。
この当時、各藩の蔵屋敷は大坂の中之島界隈に設置していましたが、土浦藩のみかけ離れた場所に置いていました。
蔵屋敷跡の碑が少ない中、土浦藩の蔵屋敷跡には石碑が建てられています。
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