「(オープニング曲)
こんばんは、甲斐よしひろです。今日は「サウンドストリート」2回目という感じではじまってますが、甲斐バンドストーリー・・えぇ今博多弁ぽいかったのでもう1回言い直します。今日は甲斐バンドストーリーで甲斐バンドの変遷について語ろうと思っています。
甲斐バンドの曲を一辺倒でオンリーで。本当は甲斐バンドストーリーを語る上で甲斐バンドのファーストLPをかけるのが妥当なんだろうけど、甲斐バンドの最初のLPというのは、あれは、甲斐よしひろのアマチュア時代のベストLPというかんじで、本当にそういう意味では甲斐バンドのLPは6枚ライヴを入れて出しているんだけれど、甲斐バンドとして、本当にオリジナリティのあるLPというは2枚めのLPからなんだよね。2枚目のLP「英雄と悪漢」というLPこそが、甲斐バンドというかんじなんだよね。
今日はその「英雄と悪漢」というLPから聴いてもらおうと思います。
東京に来て3ヶ月目で、最初は「らいむらいと」という1枚目のLP録音に入ったんだけど、ほとんどがアマチュアのときに作った歌がほとんどで。
「英雄と悪漢」というは東京に住んで馴染もう、これから一生ここに住んでいこうという感じで非常に肩に力が入っていながらも、非常にやっぱり肩に力が入っていながらも、悲壮な感じ、ハングリーな部分がたくさん出ている。それが「英雄と悪漢」というLPなんです。そのなかから曲を聴いてもらいます。
「東京の冷たい壁にもたれて」 (曲が流れる)
終了
え~、この曲を作ったのは・・・まぁ・・・彼女が、本当に1m60cmで、今はもうどっか嫁さんになってると思うんだけど・・俺たちはまだ、この辺でちょこちょこしているという感じで(笑)
え~、なんていうか・・思い出しますなぁ。
これ(東京の冷たい壁にもたれて)は、非常に好きな曲でありまして、え~、今日は1回目の「サウンドストリート」、先週・・非常になんか・・「甲斐よしひろの音楽のルーツ」っていう感じで、こせこせした感じだったので、今日はゆっくりやろうと思っているわけですが・・・
「若いこだま」の最終回が非常に大好評でして・・(笑)
※「若いこだま」最終回:http://ako.hacca.jp/ss9.htm
何が大好評だったのかというと・・、俺のあの「最後の嘆きがいい」と(笑) あれはぁ~、なんとなくつまずきながらも終わったと・・・あれが非常に、「サウンドストリートに行くんだ」という「継続性があってすごくいい」という激励のお葉書をたくさんいただきましたっ。はい。・・・くそっ(笑)
え~(笑)、「英雄と悪漢」という2枚目のアルバムの中からもう1曲聴いてもらいます。
え~、これも非常に好きな曲ですね。
「昨日のように」(曲が流れる)
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND86710/index.html
前回からの続き
「昨日のように」の曲が終わる
え~今夜は「甲斐バンドストーリー」という感じで、甲斐バンドのプロセス、経過を追いながら、いろんな話を使用と思っているんですが・・
今、聴いていると歌詞がいいねぇ! なんか知らないけど・・・
『飲みかけのグラスに嘘を数えて暮らす』(甲斐さんが再び机をたたく)。
これはなかなか他人(ひと)には書けんぞっていう感じで「ざまぁみろ」という感じですが(笑)
今の僕に書けっていうのもありますが・・・少しありますが・・・え~この時は同だったんだろうねぇ。
あのね、この時期、確か~この曲を書き上げたときは阿佐ヶ谷に住んでいたんだよね俺。花籠部屋が近くにあってね・・それでオレンジジュースが非常に好きな人(力士)なのでオレンジジュースを3パックぐらい買って来るわけよ。途中、自分の家に帰ろうとしたらその花籠部屋の力士がね、「まわし」締めて裸でね、アイスキャンデーほおばっててね(笑)・・なんとなくだらしない街でしたが、あの街は。え~、なんかこう・・非常にハードな思い出ってないね、この頃は。
ただ、東京に馴染もうという意識がものすごくあったね。
最初、甲斐バンドで、4人で住んだわけです。あの~合宿という感じで。それが高円寺でね。それで、高円寺の「シャンポール南高円寺」というマンションで。下がラーメン屋で。あそこの野菜炒め定食がすごく美味しかったけど・・・。
この前、秋田に演奏に行ったら、その1階の野菜炒め定食を作ってたタカシという人が会いに来てくれたんだよね(甲斐さん机をポンとたたく)。ただもう・・懐かしい顔でしたが、その人の顔を見て何を思ったかというと「野菜炒め定食、野菜炒め定食美味かったな」という、それだけしかないという、非常に気楽な人間関係を続けておりましたが。
え~、そうですな。あの~まぁ~本当に今「英雄と悪漢」という2枚目のLPを2曲かけたんですが・・・
「らいむらいと」というLPは1枚目のLPで。「バス通り」という曲が俺たちのデビュー曲で。
それでね、あの~初登場が60何位なんだよね。HOT100の40何位、30何位までバーッといったわけよデビュー曲が。だいたい10万枚ぐらい売れているわけよ。シングルが(甲斐さんが机をポンとたたく)。
2枚目の「裏切りの街角」が、これがほら、70万枚ぐらい売れているわけよ(甲斐さんが机をポンとたたく)。
それであの~、1年間ぐらい売れ続けてね、1年間売れ続けてベスト10に入って、7位ぐらいまで上がったわけよ。
そうすると、やっぱり、あの・・・出てきたてのバンドとしては、バンドのリーダーとしては、1枚目がスマッシュヒット。2枚目がビッグヒットと。「これはぁ簡単だろう」(甲斐さんが机をポンとたたく)と思うわけよね。「よしっ! 簡単だ!」(甲斐さんが机をポンとたたく)
パーっと思っちゃったもんね、すぐ。(笑いながら)「世の中簡単!」ほんとにほんとに。(笑)
それで「かりそめのスイング」を出したわけよ。・・・桂三枝なんか大阪に行った時、もう僕の手を握って「大好きです」っていう感じで・・・仁鶴(笑福亭仁鶴)はいわなかったけど(笑)・・え~それでね、「かりそめのスイング」という曲を出したわけよ、3枚目に。そしたらこれも40何位くらいまでいったわけよ。
それでね、俺たちは「裏切りの街角」が売れたとき、どう思ったかというと
(次回に続く)
あと数日で、甲斐さんと握手して1年を迎えようとしています。
つくづく思いますが、子供のときに夢中になった歌手・グループが、家庭を持ち子供がいるときに、まだ現役で活躍してくれていることが、非常に幸運だなと思います。
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