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専稱寺

専稱寺(勝 海舟寓居 海軍塾跡)

大坂海軍塾が「龍馬伝」で描かれてからヒートアップし、 専稱寺跡付近に案内板が寄贈されることとなりました。

専称寺の創建年代は何を参考にされたのでしょうか。」という質問があり、家にあるはずのコピーが見つからず、転記した自分の原稿があるばかり。

江戸幕府開府から5年後の慶長13年(1608)12月28日、浄土真宗本願寺派の寺として僧 祐性により開山され、明治33年(1900)9月3日、現在の神戸市中央区に移転しました。当時は神戸市ではなく葺合村との同寺のご住職さまよりご教示いただきました。

勝 海舟の門下生たちが残していった記念品を保管していたそうですが、太平洋戦争の神戸空襲により寺が全焼し、それらも焼失したそうです。

「専稱寺」という名が歴史に残ったのは、勝 海舟の門下生で坂本龍馬の幼馴染でもある近藤長次郎の遺子 百太郎が書き残した覚書により、専稱寺に勝塾があったことが裏づけされているとの事でした。

8年ぶりに専稱寺のご住職さまと話をすることができ、上記の質問がなければその機会もなかったかもしれません。

ちなみに、にわかに専稱寺跡では「どうやら、幕末維新期のオールスターたちが専稱寺(現新生銀行があるスワンビル、ノリタケビル)にやってきた」とざわめきだしているようです。

近日中に待望の「勝 海舟寓居専稱寺 海軍塾跡」の案内板が設置されます。

ご住職様も時間の都合がつけば、除幕式には参加したいとのことでした。

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